今季もたくさんりんごを食べましたか?生で食べるのもおいしいけれど、
少しの工夫で”あっ”と驚く料理に変身させてみました。飯綱町でタルト
などを提供する「泉が丘喫茶室」の店長を務める植田麻緒さんに、食べ
頃を過ぎたりんごでもおいしく味わうメニューを考えてもらいました。

植田 麻緒(うえだ まお)さん
大阪市で約10年にわたって夫婦でカフェを経営し、2020年に地元・飯綱町の地域おこし協力隊員として廃校を活用したカフェ経営やりんごの知名度アップを目指してUターン。
りんごやふきみそ、市田柿など県内の特産品をふんだんに使ったタルトのほか、地元で取れた50品種以上のりんごをそれぞれジュースに加工したオリジナル商品も販売している。

植田さんよりコメント
「りんごが半端に余ってしまうことがあるとよく聞くので、丸ごと1個を一気に使えるメニューを考えました。
新しい活用方法にどんどん挑戦して、おいしく楽しんで!」
りんごはおかずとしてもおいしい!!
どの品種でも合いますが、特に酸味のある「紅玉」といった「クッキングアップル」はオイルとの相性が良いので、豚肉やベーコンと一緒に焼くのもおすすめです。
泉が丘喫茶室でもみそ、チーズとりんごを組み合わせたタルトを販売していて、相性はばっちり。まず、出来立てのそのままを味わったら、アツアツトロトロのチーズにみそをまぜて”味変”を楽しんでください。
材 料
●りんご | 1個(色の違う品種のりんご2個を半分ずつ使うと彩りが豊かに) |
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●カマンベールチーズ | 1個 |
●オリーブオイル | 大さじ1~3 |
●ピンクペッパー | トッピング用 |
●ディル | トッピング用 |
●みそ | トッピング用 |
●今回使用したりんご | 「シナノホッペ」、「グラニースミス」 |

①りんごをよく洗い、8等分にくし切りにする

②芯を切り落とし、真ん中で2等分にする

③フライパンにオリーブオイルを熱し(分量外)、②を入れて塩・コショウを振り、中火で表面に焼き色が付く程度にソテーする

④耐熱皿にカマンベールチーズを置き、まわりに③を盛り付ける

⑤全体にオリーブオイルをお好みに応じて大さじ1~3をまわしかけ、オーブントースターで5分程度焼く

⑥焼きあがったら、ディルとピンクペッパーを飾り、みそを添える
りんごを余すことなく丸ごと1個ぺろりと食べられるデザートです。
バターでソテーすることで、「あんバター」の濃厚さにりんごのすっぱさがスパイスになっています。
大きめの白いお皿に盛り付けて、おしゃれな”おすましりんご”に。
一人占めしても良いですが、切り分けてお椀に盛れば、みんなで”ほっこり”としたおやつタイムが過ごせるかも。
りんごの焼き加減を変えたり、冷やしぜんざいにしたりと、お好みのアレンジを見つけてください。
材 料
●りんご | 1個 |
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●ぜんざい(市販のものでもOK) | 1人分100g |
●バター | 適量 |
●アイスクリーム | トッピング用 |
●ミントの葉 | トッピング用 |
●今回使用したりんご | 「シナノホッペ」 |

①りんごをよく洗ったら横に倒し、ヘタのついた部分を幅1センチほどに輪切りにする。 残りの部分も3~4等分に輪切りにする(スターカット)

②①で輪切りにしたリンゴの芯を包丁やスプーンで切り抜く

③フライパンにバターを溶かし、弱火で②(ヘタの部分も一緒に)をソテーする

④ぜんざいを別の鍋で温める

⑤りんごに竹串がスッと通る程度まで火を入れたら、皿にりんごの形になるように重ねて盛り付ける

⑥ぜんざいをりんごのまわりに流し入れる

⑦アイスクリームとミントを添える